外国人対応で売上げアップ!? メニューブックの“粋”な使い方
皆さま、こんにちは。粋々店長の吉澤です。
先日都内のカフェで打ち合わせをしていると、となりの席に外国人のカップルが英語で雑談しはじめたのですが、耳を澄ますと周囲からは中国語や韓国語らしき会話も・・・不思議に思い見渡すと、店内の約半数が外国人というかなり“アウェー”な状況に驚いてしましました。
こうした例は希かもしれませんが、最近は街や飲食店で多くの外国人を見かけるようになりましたよね。
2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本を訪れる外国人の数は今後ますます増えていくことでしょう。
そこで今回は、増加する訪日客の総数や国籍・地域別の内訳などを調べたうえで、メニューブックの有効な活用方法を紹介したいと思います。
増加するインバウンド
日本を訪れる外国人観光客はここ数年で急激に増えました。日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の訪日外国人の数は前年比8.7%増の3119万人。統計以来はじめて3000万人の大台を突破したそうです。
国・地域別では年間830万人が来日する中国が貫禄のトップ。韓国、台湾、香港とアジア勢が続き、150万人でアメリカが5位にランクインしています。
訪日外国人の旅の目的のひとつは、日本での「食事」です。これは日本の外食産業にとって千載一遇のチャンスだと思いませんか?
大都市圏や観光地のレストランはもちろん小規模な個人店や地方の飲食店であっても、うまく外国人客を店に呼び込むことができれば売上げの大幅アップにつながるということです。
ちなみに、最新の人口動態調査によると、2018年1月時点で日本に住む外国人は約250万人。前年から17万人以上増えて過去最高を更新しました。インバウンドと合わせて考えれば、もはや飲食店経営にとって外国人へのアプローチは避けては通れないポイントです。
メニューブックの活用法
店に来た外国人客をいかにしてもてなすか。
メニューブックでの上手な活用方法をご提案いたします。
まずは「わかりやすさ」。料理の写真や金額を大きく表記し、言葉が通じなくても“指さし”で外国人とコミュニケーションできるタイプがベストです。消費税の説明も忘れずに。
アレルギーや宗教上の戒律で食べられない食材もメニューを見ながら説明すれば誤解を生むことがありません。店からのお願いやルールを明記することで、未然にトラブルを回避できるメリットもあります。
「粋々」をご利用されているお客様には色違いのメニューブックを購入して日本語と外国語で使い分けている方もおりました。外国人のお客様へ日本語メニューを間違えて渡すことがなくなる良いアイディアですね。
外国語メニューを作ってみたいけど言葉が分からなくて作れない・・・・といったお話も良く聞きますが、無料や有料含めて飲食店向け多言語翻訳サービスも増えてきてます。
翻訳内容の精度はサービスによって差があるかと思いますが、インバウンド対策が一昔前よりしやすくなってきているようです。
インバウンド対策に取り組むべきことはたくさんあると思いますが、まずは外国語メニューを作ってみてはいかがでしょうか?
粋々店長 吉澤